【感想】ハピネス10巻のレビューをまとめてみた【ネタバレ】

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大人気漫画「ハピネス」10巻のレビューをまとめてみました。

「最終巻。お疲れ様でした。吸血鬼として生きることは、人間として知り合った人たちや家族であった人たち、家族になった人たちが、老いて死んでいく様を、これから何度も何度も見届けていくということ。カルト宗教団体との間に起きたような、ときどき起こるドラマティックな出来事も、つかの間の夢みたいに儚いもののように感じるのかもしれない。私はとにかく押見修造が描く女性がすごく好きで、五所さんももちろん好きだったんだけど、主人公が若い姿のまま年老いた五所さんに会うあたり、残酷で、それでもとても美しいと思った。」

「粛々と読み進めて気がつけばあとがき。完結していた。当然ハッピーエンドでにっこり、なんてこともなく、うーんと唸るような読後感ではあったが、あとがきまで読んで振り返ってみると、確かに”幸福とは”という投げかけなのだなと感じた。作中どんなに不幸が降りかかろうが理不尽なめに見舞われようが、最終的に最期の時に笑顔でいられたなら本人的には幸せと言えるのかもしれない。桜音ですらも笑顔で終わっていたのが印象的だ。個人的には五所さんと岡崎の両親が一応穏やかな人生をおくれていたのが救いだった。ノラの過去のフォローも良かった。」

「思っていた結末と違うな、というのが正直な感想です

邪教主は望みを叶えられず、残された者は集団自害
脳みそだけになっても生きてるノラは永い時間を経て完全復活
助けてくれた吸血鬼はその後組織から逃げ出せたよう
雪子は**と結婚して、岡崎とは結ばれない

結末としては無限ループに巻き込まれてしまい
ハピネス(幸福)を本当の意味で手にしているのは死んだ者だけということでは..

こういったドラマチックな話を描いてくれる作家は稀有なので
初期からの押見ファンですが、今回は長期間連載した割には凡作かな、と思っています。

惡の華のような、少年少女の鬱憤、思春期の全てをぶちまけたような
そんな作品をまた描いてくれるのを待っています。
ファンタジーということもあり、テーマの路線が違いました。」

ぜひ読んでみてね!

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