【感想】トラウマの現実に向き合う:ジャッジメントを手放すということ(水島広子)のレビューをまとめてみた

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・トラウマに関する本が専門書には多い。

その中で、この本は、患者の出会いから始まり、
患者を傷つけない対人関係療法の基本的なところから始まっている。

この本は、トラウマを持つ患者さんのコントロール感覚の消失を理解し、
不安恐怖に対するコントロール感覚を変化させていくことが
分かりやすく書いてある。

更に、特筆すべきなのは、対人関係療法で大切な、患者さんの病気の文脈を理解し、
病気の位置づけということが詳しく書かれてあり、
今までの他書にはメインに出てこない、
対人関係療法の重要な戦略につながる内容が書かれてあるのがうれしい。
治療の枠づけ、文脈などについて、
対人関係療法を行う治療者が今までピンと来なかったものが晴れる名著である。

水島先生がPTSDの患者さんに対して
熱意を持って対人関係療法を行っているのが分かる本である。

患者さんにも読める本である

 

・私自身にもトラウマになるような喪失の経験があるのですが、
その当時「救い」になった事が、何故「救い」になるのか、
この本を読むとよく理解できます。

身近に心理的なショック、衝撃を受けた方が居る方、そのご家族などは
一読をお勧めします。
具体的に周りの人間がどうすれば良いか、
またショックを受けた当人の行動への理解の一助になると思います。

専門的な本ですが、平易な文体であり、素人でも問題なく読めますので、
専門家はもちろんのこと、
心理的なショック、衝撃を受けた方とのコミュニケーションに悩む方には、
一般の方にもお勧めします。

 

・個人だけでなく社会のトラウマさえも癒そうとする、そんな暖かくて力強い回復の著はドラマチックにさえ感じました
治療者、当事者、第三者、いずれの方にも是非お勧めします

 

・専門書ですが、素人にも分かります
患者さんに丁寧に向き合われる姿勢に癒されます

 

・サブタイトルのジャッジメントを手放すということ、というタイトルに惹かれて購入しました。聞く能力の高い人はジャッジメントしないということに薄々気づいていたからです。
本当に、読んでよかった!対人関係の悩みは、現実的な方法で解決できるということを教えてもらい、無理だと思ってた関係にも、考えることさえやめなければ必ず道筋はあることを教えてもらいました。あと、妻や夫は自分の健康のために、最も大切にしなければならないというのも大変おもしろかったです。

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